山を走る牛と人
昨年暮れに、いわて食・農ネット会員の皆さんといっしょに短角牛肉の頒布会をおこないました。
旨味の濃い赤身肉が、とても好評でした。
その短角牛は、盛岡市米内の農家が育てたもの。
盛岡で生産される短角牛は「もりおか短角牛」の名で、盛岡市やJAいわて中央がアピール活動に取り組んでいます。
その特徴は、牧野に放牧して飼育するところにあります。
放牧しているのは盛岡市営「区界(くざかい)牧野」。
ここでは、月2回「総見(そうみ)」をおこなっています。
牧野に牛を預けている農家が集まり、確認や作業をおこなうものです。
6月のこの日は、
・短角牛を別の区画に移す
・黒毛和種をパドックに入れて、ダニ予防の薬を塗る
・交雑種をパドックに入れて、ダニ予防の薬を塗る
といった作業でした。
広大な牧野は、柵でいくつかの区画に区切られています。
それぞれの区画の中に、起伏のある草地と林・沢があります。
全体を見通すことはできません。
そんな地形のもと、どの作業をするにも、まずは牛を追うところから始まります。
みんなで棒を手にし、遠巻きに追いながら牛の群れを移動させていきます。
林の中に入っていく牛もあり、まさに山の中で牛が暮らしている姿を目の当たりにすることになります。
自然条件の良さはもちろんですが、顔ぶれにも注目です。
牛を預けている農家は、高齢の方から中堅どころまで広い年齢層。
女性も活躍しています。
そして、市役所の職員・農協職員も一緒になって牛を追っかけます。
小規模農家・役所・協同組合は農業から手を引け…という“TPP”だの“規制改革会議”だのとは、真逆の風景がここにはあります。
※市営牧野は関係者以外の立ち入りはできません
旨味の濃い赤身肉が、とても好評でした。
その短角牛は、盛岡市米内の農家が育てたもの。
盛岡で生産される短角牛は「もりおか短角牛」の名で、盛岡市やJAいわて中央がアピール活動に取り組んでいます。
その特徴は、牧野に放牧して飼育するところにあります。
放牧しているのは盛岡市営「区界(くざかい)牧野」。
ここでは、月2回「総見(そうみ)」をおこなっています。
牧野に牛を預けている農家が集まり、確認や作業をおこなうものです。
6月のこの日は、
・短角牛を別の区画に移す
・黒毛和種をパドックに入れて、ダニ予防の薬を塗る
・交雑種をパドックに入れて、ダニ予防の薬を塗る
といった作業でした。
広大な牧野は、柵でいくつかの区画に区切られています。
それぞれの区画の中に、起伏のある草地と林・沢があります。
全体を見通すことはできません。
そんな地形のもと、どの作業をするにも、まずは牛を追うところから始まります。
みんなで棒を手にし、遠巻きに追いながら牛の群れを移動させていきます。
林の中に入っていく牛もあり、まさに山の中で牛が暮らしている姿を目の当たりにすることになります。
牛を預けている農家は、高齢の方から中堅どころまで広い年齢層。
女性も活躍しています。
そして、市役所の職員・農協職員も一緒になって牛を追っかけます。
小規模農家・役所・協同組合は農業から手を引け…という“TPP”だの“規制改革会議”だのとは、真逆の風景がここにはあります。
※市営牧野は関係者以外の立ち入りはできません
by iwanone
| 2014-06-13 21:33